人は血管と共に老いる
加齢によって動脈の弾力性が低下して固くなると、動脈がもろくなったり細くなったり、時には拡張して太くなります。
これらをまとめて「動脈硬化」といいます。動脈は大切な臓器の血流を保つため、細かな枝を作って互いに繋がり合おうとします。
体に悪症状が現れるのは、その枝の均衡が崩れた「待ったなし」の状態です。
例えば歩いた時に感じる胸の圧迫感(狭心症)や、一時的な呂律障害や手足の脱力(一過性脳虚血発作)。
これらは放置してはいけない循環器病です。
「人は血管とともに老いる」といわれますが、80歳を過ぎると死因の中で循環器病の占める割合はがんより多くなります。
循環器病は高血圧と密接に関係していますので血圧には十分気をつけてください。