心房細動に気をつけて
不整脈を経験された方はたくさんいらっしゃると思いますが、もしその不整脈が心房細動の場合は決して放置しないで下さい。
健常な状態では鼓動とともに収縮する心房ですが、心房細動になると心房の収縮が殆どなくなるため、心房内に血栓ができやすくなります。
そして血栓が心臓から脳に流れて行った場合に重い脳梗塞になることがあります。
健康診断で心房細動が見つかる頻度は約1.6%、また心房細動のある方が脳梗塞を発症する確率は高血圧、糖尿病、高齢者であるほど高くなり、75歳以上の方ならば、1年で2~7%位です。
血栓形成を抑制する内服薬で脳梗塞はかなりの確率で予防可能です。
心房細動になっていても、不整脈の自覚症状がない方もいるので定期的な健診も大切です。